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[ニューヨーク/ロンドン 5日 ロイター] 5日の欧米市場で商品価格が急落した。この日は景気への懸念を背景に朝方から利食い売りが先行。その後は売りが売りを呼ぶ展開となった。
北海ブレント原油は一時12ドル急落。天然ガスも7%以上下落した。商品価格下落のきっかけとなった銀は約5ドル下げ、1日としては1980年以来の下げを記録した。
原油など19商品の先物相場で構成されるロイター/ジェフリーズCRB指数終値は5%急落。史上5番目の下げを記録した。
米原油先物相場は6月限が10%急落し、100ドルを割り込んだ。終値は9.44ドル安の99.80ドル。引け後の時間外取引で98.25ドルまで下落した。
米原油先物が100ドルを割り込んだのは3月以来。
市場関係者の間では、今週発表の経済指標で景気の見通しが大きく変わったわけではなく、商品相場の長期的な上昇局面は続くとの見方が多い。
ただ、これまでの上昇は行き過ぎとの見方から、今後さらに売りが出る可能性もある。
英ヘッジファンド、デュエット・コモディティーズのトニー・ホール最高投資責任者は「商品市場には多くの『観光客』が訪れており、誤った水準まで相場が上昇していた。 このためCTA(商品投資顧問会社)が売りを出している」と指摘。
「今後さらに売りが出る可能性は確実にある。ファンダメンタルズ面の支援要因がある商品もあるが、それがない商品もあり、人為的に価格が押し上げられている」と述べた。
グレート・パシフィック・ウェルス・マネジメントのバイスプレジデント、ショーン・マギリブレー氏は「米新規失業保険申請件数やドル高などを受けて、一部の投機筋が売りを出した」と指摘。
銀は、証拠金の再引き上げなどを受けて、8%以上急落した。先月28日時点では過去最高値の1オンス=50ドル付近だったが、現在は35ドル付近。週明けからの下落率は25%に達しており、週間ベースで約30年ぶりの大幅な下落となる可能性がある。
金も2.6%値下がりした。
<ドル上昇は一時的か>
ドル指数は、欧州中央銀行(ECB)が来月の利上げを示唆しなかったことを受けて、1.5%上昇した。
多くの商品相場は、ドル安や米金融緩和などを背景に値上がりしていた。
マギリブレー氏は、この日のドル上昇は「一時的なもの」と指摘。米経済の減速で連邦準備理事会(FRB)が追加緩和に踏み切れば、再びドル安が進行する可能性があるとの見方を示した。
米労働省がこの日発表した新規失業保険週間申請件数(季節調整済み)は8カ月ぶりの高水準。第1・四半期の米労働生産性も伸びが鈍化した。
バークレイズ・キャピタルのアナリスト、ゲイル・ベリー氏は、商品相場について「広範なリスク回避の売りが加速している」と指摘。
LME銅は3.3%下落し、年初来安値。スズも一時7%急落した。
ココアは4.6%安。史上最高値付近まで上昇していたコーヒー先物は2.1%安。
トウモロコシ、大豆もそれぞれ3%、2.3%下げた。
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[ニューヨーク 5日 ロイター] 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)<AIG.N>の2011年第1・四半期は、継続事業ベースの損益が10億ドル以上の赤字に転落した。
金融危機時に経営危機に陥り米政府に救済された同社は、米連邦準備理事会(FRB)とのクレジット・ファシリティの終了に伴い巨額の費用を計上。加えて損害保険部門チャーティスで、3月11日の東日本大震災に関連した8億6400万ドルの損失が発生した。
第1・四半期の継続事業ベースの損益は11億8000万ドル、1株当たり1.41ドルの赤字。前年同期は20億9000万ドル、1株2.16ドルの黒字だった。
純損益(AIG帰属分)は2億6900万ドルの黒字だったものの前年同期の18億ドルを大きく下回った。
1月に発表した資本再構成計画に基づき、FRB借り入れの返済で約33億ドルの費用を計上した。この計画によって米財務省はAIG株を92%保有した。財務省は5月中にAIG株の売却を開始する予定だが、価格などはまだ不明。AIG株は1月下旬から30%以上下落。5日も通常取引を約2.7%安の30.79ドルで終えた後、時間外でさらに約1%下げ30.50ドルとなった。
損保部門チャーティスの純保険料収入は約20%増加。米国事業の好調に加え、富士火災海上保険が連結対象になったことが反映された。
米生保部門サンアメリカの営業利益は変わらずだった。
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